ギャラリー 一葉
by hiroshima-ichiyo
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少しだけ新たな場所へ進出
赤木明登さんの赤い汁椀です。
使い易く、とても丈夫な椀です。もう10年近く使っています。
愛想もつかさず、よくも私のそばに居てくれたものと感謝です。
その汁椀は思い出深い椀でもあります。
一葉の開店前、初めて輪島の工房へご挨拶にお邪魔した時、
「どのようにお客さんにお薦めすればいいんですか?」とお尋ねした際
「一度、私の椀を使って頂ければきっと分かって頂けるはずです」との回答がすぐ戻りました。
その時からの椀です。
その後、来広の際には一葉へ二度ほど立ち寄ってくださいました。
その時、確かこう言って下さいました。
「私の作っている漆は、種類にして200位もあります。
その中から代表的な器だけの展示で十分です。
お客さまのご注文が、他の器でしたらすぐお電話ください、
精一杯の対応をさせていただきます」
時間も場所も違ってはいましたが、やさしい有難い言葉でした。
上梓される本は難しい表現や言葉も多く、辞書片手の読書になることもありますが、
いただいた二つの言葉は、とてもシンプルです、
それにもまして赤木さんのほんとうの優しさを強く感じた言葉でもありました。
☆
☆☆
近いうち、新たな場所に進出したい旨を同居のAさんに申し出たところ快く受けてくれました。
そして笑いながら「三日坊主にならないようにネ!」と温かい励ましをもらいました。
≪キッチンへの進出です。≫
朝、味噌汁だけを作ろうと思い、頼んでみたのです。
きっかけはお客様との「亭主の食事づくり」談義の時、
失敗した時の泣きそうな顔や弁解の言葉、
うまく出来た時の「ドウダ!!」と今にも言いたげな子供のような顔
「男の料理って、そばで見てるだけでも面白く話題も増えますよォ」
即!挑戦することに、
でも、予想以上に心の準備がいることに気づき、
了解はもらったものの、スタート日は未定です、でも近々です。
三日坊主!の呪縛から解き放たれた翌朝が
「男の味噌汁記念日」です。
きっと、赤木さんの赤い汁椀も優しく微笑んでくれそうです。
by hiroshima-ichiyo
| 2012-05-12 11:55