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この時季の漆器と陶器
企画展は3回目ですが、初めてづくしです。とてもワクワクです。
DMに写真がなく、月曜日からスタートし、6日間の短期集中型。
当初からの作家さんが初めて出展して下さいました。
輪島の漆師の赤木明登さん、福岡の陶芸家の築地慶太さんです。
赤木さんは、、どこの本屋さんにも365日掲載された本が並ぶ程の人気です。
いつも、一葉には赤木さんの汁椀などの定番しか展示していません。
今も鮮やかに記憶に残る言葉をかけてもらいました。一葉が開店したての頃です。
「私の作品は200種位はあるでしょうから、定番の器だけ展示されたらいかがでしょう。
カタログを送ります、双方でお客様のご要望に応えてあげましょう、在庫があればすぐ送ります」
あれから10年が経とうとしています。
築地慶太さんは、歴史のある料理の雑誌「四季の味」にその器がいつも掲載されています。
一番新しい秋号には「ベトナム・バッチャン焼を訪ねて」と題した紀行文が寄せられています。
以前このブログで少し紹介させてもらいましたが、
ODAの海外派遣プロジェクトで2年間アフリカに渡って陶芸を教えて来られたり、
台湾で中国茶器を勉強したり等々、とにかくエネルギッシュです。
よく、接客のことや、展示のことなども教えて頂きます。
今回、5人の作家さんには直前になっての出展依頼でしたが、快諾頂きました。
土鍋の杉本寿樹さんは今が1番忙しい時期、
漆の伏見真樹さんは、京都での個展が直前に開催されていました。
漆の蜂谷隆之さんは東京のデパートと開催時期が重なり、
赤木明登さんも個展の合間をぬって参加して下さいました。
築地慶太さんは、おめでたい器の作陶作業がピークを迎える頃。
ありがとうございました。
とりわけこれからの時季、家族や友に
楽しくて、嬉しくて、あたたかい時を創ってくれる「和のうつわ」が届きます。
一葉で、ぜひご覧くださいませ。
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by hiroshima-ichiyo
| 2012-11-15 17:35
秋、天草からも
秋も深まったこの頃、庭のホトトギスに蕾がつきました、
開花時期は初夏から秋にかけてと書いてありました。
ウチのホトトギス君は夏、害虫に沢山痛めつけられました、だからでしょうか、
「遅くなったけど、頑張って咲いたよ!」と言ってるようです。
散歩に出かける時 毎日触れてやります、朝の挨拶です。
先日、余宮隆さんから、粉引と飴釉のマグカップ、カフェボウルなどが届きました。
刷毛目の徳利も含まれています。
数ヶ月前、ある作家さんが、「個展で余宮さんの徳利を買ったよ」と見せてくださいました。
「この落ち着いた雰囲気は、いいねぇ!」と、さかんに撫でておられました。
徳利なので、秋の日本酒はもちろんですが、
一輪ざしにすれば、小さなシュウメイギクだってきっと綺麗です。
余宮さんの器は、大人らしい静かさを持ちながら、燃えてるアツサを感じさせます。
以前、こんな趣旨のお話を聞いたから、より思うのでしょうか
制作は「スピードを大切にしてます、集中力を高める一方で邪心が消えてしまうからです」
次回は、愛嬌いっぱいの「オブジェ」も届けてもらうことに決めてます。
それは、私の大好きな「余宮ワールド」そのものだからです。
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by hiroshima-ichiyo
| 2012-10-25 17:48
石川県出身の手づくり
8月16日の「おめでたい汁椀」の続報になるのでしょうか。
ニッポンの定番、赤木明登さんの赤い汁椀が縁結びの演出したというブログの件です。
早いもので、今日で丁度2カ月が経ちました。
つい先日、「彼女から一葉に届けるように言われ」持参して下さった品は、
「月よみ山路」という石川県の「松葉屋の栗むし羊羹」でした。
お聞きすれば「彼女の故郷の老舗の逸品」とか。
石川県生まれの赤い汁椀が広島・一葉経由で石川県の彼女の元に里帰り?したようです。
嬉しいご結婚も来春にお決まりとか。
一葉には石川県から届く器があります。
「赤木明登さん」の漆と「ハシヅメミツコさん」「艸田正樹さん」のガラスです。
きっと、赤い汁椀同様
ガラスの器も「おめでとう」や「ガンバロッ」の橋渡しをいつもどこかでしているんでしょう。
そんな気がします、手づくりの中でも とりわけやさしい手づくりっぽさを感じるからです。
写真はみんな同じ石川県産のやさしい「手づくり」です。
羊羹の説明書にも「すべて手作りですので形の大小不揃いはご容赦ください」と記してあります。
艸田さんも電話でその趣旨のことを、よく仰います、恐縮されながら。
そのお言葉を耳にする度 「手づくり」という優しい響きがますます好きになっていく瞬間です。
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by hiroshima-ichiyo
| 2012-10-16 14:49
秋、レシピはなくとも角皿あれば
横山拓也作陶展が終了してもう1週間が経ちます、アッと言う間です。
今回の個展終了後に納品のお願いをしていました作品や
秋が近くなるまで待っていた器など新しい表情を見てもらおうと展示の舞台へ。
角皿もその一つです。
手前から、織部さんま皿・長さ33cm・築地慶太作、長角皿・長さ28㎝・伊藤正作、
織部・鉄彩掛分長方皿・21㎝・木曽志真雄作
角皿の到着に合わせたかのように急にすごし易くなりました。
食欲の秋が近づいたからでしょうか、
最近、お客さまが馴染の魚屋さんを教えて下さいます、東区、西区、安芸郡などご近所の店です。
話をお聞きした店には殆ど行きます、
魚屋さんに行くと、秋の魚が並ぶ中から、とりわけ美味しい魚を教えてもらい求めます。
流石、主婦のプロの推薦の店の素材だけのことはあります、新鮮です。
持ち帰り、Aさんの「レシピなき一期一会の新鮮な料理」をいつものようにしてもらい、
(時々、盛りつけの器も希望を言います、もっと美味しくなりそうだからです。)
そうして出来た、自宅で食べる秋の食事はやはり一番です!かな?
「二番!」はいつもCMが流れています。
レシピがなく毎日違う味だから新鮮で40年も飽きもせず食べ続けられるのよ、
それが家庭料理!っよ。 あっけらかんと,Aさんの持論です。
それにしても美味しい料理です、これからも作って頂きたいものです。
通勤はリュックサックを背中に自転車で15分ほど。
最近涼しくなって、デパートかスーパーにときどき立ち寄って帰宅することが増えました。
買うものは決まって豆腐、生姜、茗荷、貝割れ、白ネギ、かまぼこ、
いつも、これ以上も、以下も買い物はしません。
リュックサックに入らなくなります。
それでなくても、白ネギをリュックから半分以上のぞかして帰宅すので
Aさんは少しだけ機嫌悪そうに「それだけはやめてください!」と。
ほんの少し前に買った食材も形を変えて食卓にのぼると嬉しくなります。
器はAさんの好きな角皿がよく使われてます。
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by hiroshima-ichiyo
| 2012-10-04 18:01
横山拓也作陶展スタート
横山拓也作陶展は3年ぶりの開催.
前日、横山ご夫妻が多治見から展示作品を搬入して下さいました。
展示された、150点程の黒い器と白い器は
シンプルさとインパクトの強さのバランスがとても心地よく感じます。
初日からお客さまに来て頂き感謝です、今回少し変化も。
来て頂くきっかけとなったのは?
新聞を見て来展頂いたお客さま、お店に置かせて頂くなどしたDMを見て、
一葉のブログを見てくださるなどしたお客さまなど、様々。
でも今回、最も特徴的なのは「横山さんとツイッター仲間」、「横山さんと友達だから」の多さ。
どのようにして?
いつもの公共交通機関、車などの他沢山の方が自転車に乗って来てくださいました。
秋分の日にふさわしい過ごし易さになった為でしょうか、
70km程離れた街から来てくださったご夫妻も広島市内の駐車場に車を置かれてサイクリング。、
三角州に在る広島の街は川沿いの路が整備されてサイクリングにはモッテコイ。
「気持ちいいですよ」とお二人で一葉を後にされました。
そして、北の街からのお客さまも
「前回購入した横山さん皿は『盛りつけに困った時は黒い皿』と大活躍、今日は黒い小鉢を」
となりの県からも早々に来て頂き「前回の器の買い足しと新作を!」 等々
遠くから近くから沢山のお客さまに来て頂けるのは、
横山拓也さんの器が、家庭画報特選の「和の器」の表紙を飾るなどの華やかさなどだけでなく
「使って良かったから」と言ってくださるお客様と原点で触れあえる器なんでしょうか。
嬉しいことです。
きっと横山さんの器はお客さまが「直しても直しても使いたい」器なのかもしれません。
そんな器が一葉は大好きです。
個展をとおしてこそ気がつき、学べることに今回も多く出会えます。
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by hiroshima-ichiyo
| 2012-09-22 19:31